仕事がデキる人の特徴というと様々な要素が思い浮かびますが、その中でも「仕事がデキる人ほどメールの返信が早い」という言葉を聞いた事がある方もいると思います。
これには賛否両論あると思いますが、あなたはどう思いますか?
私の経験ではこれは非常に当てはまっていると考えています。
今回は、本当に仕事がデキる人程メールの返信が早いのか?という事について考えていきたいと思います。
初めての外国人上司の対応
プロジェクトで日系企業の方々と仕事をする機会がありますが、よく意思決定やレスポンスが遅いと感じる事があります。
より正確に言うと、本人の意思決定やレスポンスが遅いというよりも上司に確認したり、社内検討が必要だったりで社内根回しが必要になるケースがあったりするのが原因です。
私が初めて外国人上司をもった時に非常にビックリした事があります。
急ぎで書類のレビューをお願いしたいと思って下記のようにメールしたら、15分もかからないうちに返信があったんですね。
即レスをもらえた事によってサクサク仕事を進める事ができて、この時に仕事がデキる人は「時間=コスト」を理解してるんだと感じた経験があります。
私:「Please review the document I attached and let me know if I need to revise.」
上司:「Great, please go ahead.」
時間=コスト
先程の日系企業の例は、企業・組織文化が意思決定やレスポンスの遅さの原因になっているので個人がどうというものではありませんが、危険なのはこういった文化に慣れてしまう事だと思います。
仕事というのは一人で完成するわけではありませんし、複数人でやっと完成するプロジェクトが大半です。
このスパンが短ければ短いほど活動時間を増やす事ができますし、効率的に時間を使えるわけですね。
よく海外企業に「日系企業のイメージは?」と聞くと「意思決定が遅い」という声を聞きますが、メールの返信一つとっても同じで、スムーズに進める事ができないと海外企業と協業する事すら難しくなってきます。
デキない人のメール返信が遅い理由
外資系企業のような職場では、仕事がデキる人は相手の事も考えてメールの返信が早いですが、仕事がデキない人ほど返信が遅い傾向にあります。
私の経験から、原因として大きく2つあるのではないかなと感じます。
そもそもメールチェックをしていない
たまに「ゴメン、メールチェックしてなかった」という言葉を聞く事はありませんか?
プライベートならまだしも、仕事で早く返信がほしい立場であれば以後あまり関わりたくなくなりますし、レスポンスが悪いイメージが残ってしまい、その人に連絡や相談しようとしなくなりますよね。
特に外資系企業のような海外文化がある環境では、こういったタイプの人は周囲への配慮が欠けていると見なされて仕事のアサインも減っていく傾向にあります。
仕事を後回しにする癖がある
メールの返信が遅いというのは一例に過ぎず、全体的な仕事もどんどん後回しにしてしまう特徴があります。
特に外資系金融・コンサルなどでは常に時間との勝負で、もし仕事が終わらなければ徹夜で仕上げなければならない状況になってしまうので、時間=コストという感覚が非常に重要になります。
時間=コスト感覚が弱いとどんどん仕事が後手にまわってしまいますし、重要事項でさえも忘れてしまうリスクが高くなります。
まとめ
あなたの周りで仕事がデキる人はメールの返信が早いですか?
環境が変われば基準が変わるというように、いつも「上司のメールの返信が遅いなぁ」感じているようであれば、働く環境を変えるのもありです。
特に若手のうちは仕事がデキる人に囲まれて、色んな事を吸収しながら仕事できる環境で働く事を優先しなければなりません。
20代でついてしまった仕事の癖を30代以降になって修正するのは非常に難しくなっていくので、外資系企業など上昇志向が強い人が集まる職場に転職をするのも選択肢の一つだと思いますので、転職エージェントのキャリアアドバイザーに一度相談してみる事をオススメします。
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