転職活動において無事に書類選考を通過し、いよいよ面接となった時に不安になる方は多いのではないでしょうか?
それもそのはず、普段の生活で面接のようなフォーマルな形式ってなかなかないですもんね。でも、このような状況はみんな同じなので事前準備すれば乗り越える事ができます。
今回は、転職活動の面接について気をつけておくべき点について見ていきたいと思います。
出会った瞬間にほぼ勝負は決まっている
さて、まずは面接についてのマナーですが出会った瞬間3秒で決まるという言葉もある通り、清潔かつ健康的な服装・立ち振舞いを心掛ける必要があります。
これは転職活動の面接に限った事ではなく第一印象は非常に大事なのですが、意外と軽視している方が多いです。面接というのは、その人と一緒に働きたいか?とか自社の社員としてお客さんの前に出せるか?という事を確認する場になりますので、会った時のパット見の印象が非常に大事なわけです。
この出会った瞬間の3秒で面接官に好意的な印象を持ってもらえれば、その後の面接が非常にスムーズに進むケースが多いです。大事な事なのでもう一度言いますが、イケメンや美人という面よりも清潔かつ健康的に魅せるという事が非常に重要なポイントになりますので、面接前にしっかり準備しましょう。
具体的なエピソードを交えて答える
いよいよ面接が始まると面接官から様々な質問がある事でしょう。そんな時に重要なのは、いかに整理して話すかという事になります。
例えば下記のようなやり取りを見てみましょう。
面接官:「あなたの強みを教えて下さい。」
あなた:「事業開発です。5名のメンバーマネジメントも自信があります。」
面接官:「あなたの強みを教えて下さい。」
あなた:「事業開発です。私が携わっている既存ビジネスでは、集客力不足が一番の課題として挙がっていましたので、その課題を解決する為に新規でWebメディアを立ち上げ、既存ビジネスに前年比+20%の集客を実現し、集客力不足解消に成功しました。」
いかがでしょう?1つ目の例では、具体的なエピソードがないので説得力がありませんね。それと対象的に2つ目の例では、エピソードが入っているので説得力が出ますよね。
また、後者の答え方をすると面接官はあなたに興味を持って更に質問してくれる事でしょう。これは非常に良いシグナルで、きっと面接官からあなたはコミュニケーション能力も高いという印象を持ってもらえる事でしょう。
逆質問はアピールの場と考える
面接の最後には、「何か質問はありますか?」という逆質問の場が設けられるケースが多くありますね。
逆質問は最後のアピールの場と考えましょう。どういう事か?下記の例を見てみましょう。
あなた:「今後会社として注力していきたい事業は何ですか?」
面接官:「Web事業は力を入れていきたいと思っています。」
あなた:「今後の注力事業についてお伺いしたいです。御社では今年に入ってからWebの新規事業を立ち上げ○○社も買収したと思うのですが、今後は○○社を柱にWeb事業を強化していく予定でしょうか?既存事業とのシナジーが大きいので、個人的には非常に面白い戦略だと感じています。」
面接官:「よく調べていますね。実はその通りで、既存事業はなかなかマーケットが飽和状態になっている事もあって、Web事業を今後の柱にしたいと思っています。そこで、今回はまさに○○さんのようなWeb領域で新規事業開発もできる優秀な人材を採用したいと思っています。」
1つ目の例ではただ単に質問をしているだけですが、2つ目の例では少なくとも自分でちゃんと情報をとっているので積極性を感じる事ができますし、企業への興味も伺えます。
このように逆質問こそアピールの場と考えて事前に準備していきましょう。
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?結局のところ「デキる」ビジネスパーソンとは、相手の考えを察する事ができ、その上で自分の意見をちゃんと伝える事ができる人ではないでしょうか。
面接だからと不安になって構える事なく、アピールの場と思ってしっかり転職活動のプロセスを楽しめればおのずと良い結果を手に入れる事ができるでしょう。