最近では、社会人になってからも海外留学をする方が増えてきて個人的に非常に良い傾向だと感じています。留学の種類も様々で修士課程にチャレンジされる方もいれば、語学留学やワーホリなど目的によって実に様々です。
社会人の方で英語にまだ自信がないから語学学校に通うという方もいらっしゃるかもしれませんが、せっかく海外留学するなら留学後に役立つスキルをつけて有意義な時間を過ごしたいものですよね。
今回は、語学学校に決める前に少しだけ考えてほしい事について見ていきたいと思います。
ネイティブは先生だけ
まず、語学学校に通う前に最低限知っておいてほしい事は英語ネイティブは先生のみという事です。これは当然ですが、語学学校は英語を使えるようになりたいと思う生徒が世界中から集まっている場所です。
その為、初級・中級クラスぐらいでは中学校で習うような文法や単語をみんなで一緒に進めていく形になります。たまに、クラス内でペアになってお互いに練習し合ったりする機会もありますが、モチベーションも違えば発音もバラバラです。
英語を話せるようになりたいならレアジョブ英会話かBizmates(ビズメイツ)などのスカイプ英会話も質は上がってきているので、これらを使うのもありです。
正直、英語を学習中の語学学校の友達と少しだけ会話できるようになっても実際のビジネスシーンではまだまだ足らないと言わざるを得ません。例えば、アメリカや欧州のビジネスシーンでは流れるような英語を聞き取って的確にコミュニケーションをとっていく必要があります。
目指すレベルによりますが「思っていた環境と違う」とならないように少なくとも自分がこれから学ぼうとしている環境や現実について知っておく事は必要ですね。
18〜22歳など年齢層は若め
日本の留学エージェントが勧めてくるような語学学校は、基本的に年齢層が若めなところが多いです。留学する地域によって状況は異なりますが、例えばサウジアラビアなどは政府から全額留学費用補助して語学学校に18〜22歳ぐらいの若い学生を送り出すという取り組みも行っていますので、生徒のモチベーションは全く異なります。
しっかり英語を身につけたいと思って語学学校に通ったものの、周囲の環境が良くなくて肝心の英語が上達しなかったという事も起こりえますので、海外留学するのに本当に語学学校が適切なのかは慎重に考える必要があると思います。
「英語が使える人」と期待される
語学学校を通じて留学後に日本で転職活動するとしましょう。採用企業から見ると、留学経験があるという事で一律に「英語が使える人」という風に見られる可能性が大いにあります。
採用担当者が留学経験者でなければない程こういった傾向は強く、大学院や大学の留学経験者と同等レベルの英語を求められる事もありますので、注意が必要です。
現実問題として、同じ留学でも語学学校で勉強するのと大学院や大学に留学するのとでは周囲の環境は全く異なります。もちろん、大学院や大学に留学しても日本人とばっかり話していると英語は上達しませんが、少なくとも大学院や大学であれば英語ネイティブがいる比率は圧倒的に高いですし、ディスカッションやプレゼンも多いので否応でも英語の上達スピードは早くなる傾向にあります。
まとめ
社会人留学というのは非常に有意義な選択肢の一つだと思います。だからこそ、安易に留学エージェントに相談して語学学校に決めるという選択はとらないでほしいと思っています。
もちろん、絶対に語学学校で勉強したいというなら別ですが、目的は英語を使えるようになって帰ってくる事だと思いますので、適した環境を選ぶというのは非常に大事なポイントになります。
また、留学は高いという方でもレアジョブ英会話かBizmates(ビズメイツ)などのスカイプ英会話は社会人にも非常にオススメになりますので、是非利用するようにしましょう。
せっかくの機会だからこそ、後悔のない選択をして有意義な留学期間を過ごせる事を願っています。