私は、仕事が忙しくて毎朝起きる度に「今日は起きたくないし、仕事に行きたくない」と考えてしまう時期がありました。
今振り返ってみると、その時期は目の前の事に精一杯でどうすればいいのか?が自分で導き出せない状況に陥ってた事に気づきました。
そんな状況を抜け出せたのは、あるキッカケがあったからです。
おそらく今も仕事が忙しくて辛いと感じている社会人の方もいらっしゃると思いますので、私がどうやって乗り越えてキャリアを築いてきたかについてシェアしたいと思います。
仕事は本来楽しいもの
自分の仕事についてどうお考えですか?という質問をした時に「激務で辛い」や「残業もあって休みが取りにくい」といったような答えをされる方がいます。
かくいう私もそうで、仕事に追われている時期もあったので毎朝仕事に行きたくないと考えている時期を経験しました。
自分ではどうにもできない状況に陥っていた時に、ふと仕事ができる先輩に相談しにいったんですよね。
どうやって仕事の辛さを乗り越えて楽しく仕事をするか?について。
その時の回答としては、やりがいを感じて仕事をするという事でした。
「仕事は辛いもの」というのが当たり前と思っていたので、その時は頭を殴られたような感覚に陥りました。
その先輩からは、具体的な考え方として3つの事を考えてバランスをとるといいと教えてくれました。
3つのバランスが重要
さて、3つのバランスをとる事が重要と言いましたがどういう事なのか?
下記3つご紹介したいと思いますが、理想的には3つの重なる部分で仕事をできているとやりがいを感じる事ができるようになります。
MUST (やらなければいけない事)
社会人として会社で働いていると、期待されている役割というのがありますよね。
例えば、スタッフであれば資料作成からミーティングのセッティング、事務作業まで多岐にわたると思います。
仕事に追われているとどうしても視野が狭くなり、目の前にある仕事をとにかくこなしていく事に必死になってしまいますが、そうなるとエンドレスに感じてしまい、モチベーションも下がってしまいます。
その為、自分がやらなければいけない事というのは何か?を整理する為に、紙に書き出してみる事をオススメします。
そうすると、頭で考えてモヤモヤしたものが可視化されるのでそれだけでも気分がラクになります。
CAN (今の自分ができる事)
そして、次は今まで仕事をやってきた中で自分ができるようになった事や、今の自分ができる事について考えてみましょう。
普段忙しく仕事をしていると、なかなか立ち止まって今までの自分を振り返ってみる機会ってないですよね。
ここでは、今まで仕事をやってきた中で自信がついたスキルやできるようになったという事まで自由に書き出してみましょう。
そうすると、日々の仕事に追われながらも今までやってきた事が着実に自分のスキルの血肉になっている事が感じられて自信を持てるようになります。
Will (自分がやりたい事)
さて、MUST・CANが整理できたら最後にこれから自分がやっていきたい事という事について考えてみましょう。
これは、社内でもいいですし、今の会社でできなそうな事でも全く構いません。
最近では社内だけでなく転職でもチャンスは多いですし、人材もどんどん流動化していますので一つの会社という組織にこだわらなくても問題ありません。
もし、このWillが自分の延長線上にないのであれば精神的にも苦痛ですし、仕事が楽しくないと感じてしまいます。
その為、MUST・CANと合わせてWillに近づけそうな環境で働くという事が仕事を楽しくするコツです。
「仕事を楽しくするのは自分」という理論は理解できますが、先が見えて現状がわかっていないと非常に辛いものになってしまいます。
だからこの、この3つのバランスをとる事を基準に会社や仕事について考えると上手くいきやすいです。
まとめ
仕事というものは本来楽しいもので、価値を提供して対価としてお金を稼ぐという事は非常にエキサイティングです。
特に日本であれば「仕事で忙しいのが当たり前」や「会社の為に働く」といった古い考え方がまだ残っているように思います。
今の時代は一つの会社という組織に頼らなくても全然生きていける時代ですし、インターネットがあるのでどこでも仕事ができる本当に良い時代です。
「お金は取り返せるけど、時間は取り返せない」という言葉があるように時間は本当に貴重です。
「仕事に行きたくない」とずっと考えているそのエネルギーを自分がやりたい事に注げたら、きっと視界がひらけると思います。
Good luck!