時間を割いて頑張った転職活動で即日内定おめでとうございます!企業側から求められるというのは非常に嬉しい事ですよね。
実は、転職市場が活況の時や不況の時にも関わらず即日内定を出す企業というのは存在します。ではその時に、考えておくべき点は一体何でしょうか?
今回は、転職の採用面接で即日内定をもらった時に考えておくべき事について見ていきたいと思います。
即日内定の意味を考えてみる
転職活動で即日内定というとどういったイメージを持たれますでしょうか?「自分が持っているスキルと企業が求めているスキルがマッチした」とか「人員が転職してしまって急募案件だった」というようなイメージを持たれる方も多いでしょう。
まず現状から考えてみると、即日内定を出す企業と複数のプロセスを経て内定を出す企業を比べると即日内定を出す企業はかなり少数です。言い換えれば、スキルや人フィットよりもとにかく早く採用したいという点を優先しているケースが多い事が考えられます。
そういった企業の特徴としては、下記が挙げられますので、少しでも当てはまっていたらよく考える必要がありそうです。俗に言うブラック企業の場合もありますので、上場企業の場合は会社四季報で離職率、未上場企業の場合は社員数と採用人数が参考になりますのでチェックしましょう。
-転職率が高い
-大量採用大量解雇
-常に求人を出している
-求人案件が古い
-体育会系っぽい雰囲気がある
できれば他社員の話も聞かせてもらう
もう少し具体的に即日内定をもらった際に何をすべきかという事についてですが、できれば他社員の話も聞かせてもらう事をオススメします。というのもたいていの場合、面接官は取締役やマネジメント層の方が多いので、なかなか実際の現場の雰囲気が掴めません。これを補う為にも今まであまり面接に出てこなかった層、例えばスタッフやシニアの方の話を聞くとよりリアルに入社後のイメージができると思います。
その際に、会社の良い面について話を聞くのではなく、会社の改善点やその方の今後のキャリア展望など、様々な角度から話ができるとより会社の全体像や働いている人の雰囲気が掴め、入社後のギャップを縮める事ができます。
内定の承諾期限を交渉する
即日内定をもらった際に、一時的な感情でその場で内定承諾をしてしまう方もいらっしゃると思います。ここはぐっと堪え、一旦冷静になってから改めて考える方がいいです。その為、しっかりと内定の承諾期限を交渉しましょう。
企業側から「ここで決めてくれないと内定を出せない」とか「他の候補者もいるので待てない」というような事であれば、こちらから丁重にお断りましょう。本当に欲しい人材であれば、しっかり考える時間を与えて、十分に検討した上で入社してもらうのが企業と内定者にとってメリットは大きいはずです。
ここでは臆することなく、しっかりと自分の意見を伝えて交渉するのがポイントです。
まとめ
どうしても一人で転職活動をやっていると企業との調整が大変で、妥協して転職をしてしまったというケースも多々見受けられます。そういった状況になってしまうと、転職後数ヶ月でまた転職活動をせざるを得なくなってしまい、キャリアトラックにもあまり良くありませんし、採用側からジョブホッパーに見られてしまうケースもあります。
こういった状況を回避する為にも事前に転職エージェントを利用する事がオススメです。転職エージェントであれば、面接の日程調整から、内定後の給与や承諾期限の調整まで、なかなか個人ではやりにくい事を代行で行ってくれます。
転職市場がどんどん流動化していく中で、今後は転職力というのも非常に大事なスキルの一つになっていく事でしょう。転職活動の採用面接で即日内定をもらった際は、一度冷静になって考えてみる事をオススメします。