最近では大学生が留学する事が一般的になってきましたが、社会人留学についてはまだまだ少数派ではないでしょうか。やはりキャリアにブランクができる、一時的に仕事を辞めて収入源がなくなるというのがボトルネックになっていると感じます。
スキルアップやキャリアアップ、収入アップを目指す為に英語を使えるようになりたいと社会人留学を考える方が多いですが、個人的にはかなり良い選択と思っています。
今回は、そんな社会人留学で事前に押さえておきたいポイントについて見ていきたいと思います。
留学では英語+αで知識を身につける
社会人留学で英語を使えるようになりたいという方が気をつけておきたいのは、英語+αで考えるという事です。一般的な留学エージェントに相談すると英語を身につけたいのであれば、語学学校等を勧めてくる場合があります。
学生時代であれば語学学校もありだと思いますが、社会人留学では英語+今後の仕事に繋がる勉強をするよう心掛けましょう。例えば、MBAやマーケティング、エンジニアリング、会計、ファイナンスといった大学院のプログラムもいいでしょう。
これには大きく理由は2つあります。まず、留学後に転職活動をしようとした場合、日本では語学留学だけでは評価されないケースが圧倒的に多いという事実があります。そして、語学学校について言えばクラスメイトはあなたと同じく留学生なのでネイティブではないという事で英語の上達が遅れ、帰国時に英語が十分でないのでアピールにならないという場合があります。
極力長くいれるようにスケジューリングする
社会人の方が留学を考える際に仕事のブランクもあまりあけたくないし、留学期間は数ヶ月〜半年で考える方も多いのが事実です。気持ちはよくわかりますが、英語の上達から考えると最低でも1年は確保したいところです。
初めて留学する際は、例えばSabwayでサンドイッチを注文するのも簡単にできないところから始まる事でしょう。そういった苦労に慣れてきてやっと英語で自分の言いたい事が言えるようになってくるのが1年を過ぎた頃という感じになります。
留学すればすぐ英語を使えるようになるという幻想もありますが、現地でもかなりの忍耐を要求されますので、社会人留学こそしっかり留学期間を確保して確実に英語力アップを目指したいものです。
日本語を使わないと決める
社会人留学して英語を使うようになると最初はなかなか自分の言いたい事が言えず、フラストレーションが溜まる事も多いと思います。
そんな時に猛烈に日本語が恋しくなって、近くにいる日本人と日本語を使ってしまったり、家で日本のドラマを観たり、日本の記事を読んだりと、せっかく留学しているのに英語に触れる機会が少なくなりがちです。
ここでは何が何でも英語に触れるという意識が非常に大事で、日頃の小さな積み重ねが後々大きな結果の差になって反映されますので、是非頭に入れておきたいものです。
まとめ
社会人留学をするのは勇気のいる事だと思います。しかし、自分が思った事を実行できるその行動力は非常に価値のある事で、ほとんどの人はわかっていてもできません。
留学の良いところは、ただ単に英語といった言語を学ぶのではなく、現地の文化や異なった価値観に触れる事ができる点で、ライフスタイルやキャリアの考え方なども大きく影響を受ける事でしょう。
グローバル化と言われている中で、これからますます海外経験のある人材のニーズが高まっていくでしょうし、社会人留学に対する企業の捉え方もポジティブに変わっていく事でしょう。
「大企業を筆頭に企業にいれば安定だ」という考えは崩壊しつつありますし、不安定な世の中をサバイブしていく為には何と言っても自分は何ができるかという事が重要です。
「本当は学生時代に留学したかった」とか「英語を使えるようになりたい」と少しでも思っている社会人の方は是非その考えを大切にしてほしいと思います。一番悔しいのはやらないで後悔する事だと思いますので、社会人留学もどんどんチャレンジしていきましょう。