読者の方にはアルバイト経験のみしかないけど転職活動を成功させたいという方もいらっしゃるでしょうし、20代や第二新卒で職歴が浅いけど転職活動を成功させたいという方も多いかと思います。
しかしながら、「何としてでも転職活動を成功させたい」と思えば思うほど上手くいかなくなったパターンもかなり見てきました。
張り切る気持ちはわかりますが、しっかり何を企業にアピールしなければいけないかという事を理解して準備する事が重要です。
では具体的に、どうやって考えて取り組んでいけばいいいのか?早速、一緒に見ていきましょう。
「What」ではなく「Why」と「How」が重要
今となっては笑い話ですが、かつて新卒採用の面接官をやっていた同僚と話をしていた時に「面接したほとんどの学生がバイトリーダーやサークルの代表だった」と言っていたのが印象に残りました。
優秀な皆さんならこの不自然さに気づきますよね?人間の思考とは非常に面白いもので、何かアピールしたい時は「とにかく良さそうな役職でアピールしようとする」という行動は皆同じような感じになるわけですね。
面接官の立場に立っていただくとわかるかもしれせんが、毎回同じような内容を聞いていると「またこのパターン」かと考えてしまうわけです。だからこそ、「What」というよりも「Why」と「How」という事の方を聞きたくなるし、重視するという事になります。
言い換えれば、その人の特徴や考え方は「Why」や「How」にこそ表れるという事ですね。
これは私が中途採用の面接官をしている時も常に感じていますが、特に転職活動が初めてという方や慣れていないという方はここが不十分と感じてしまう傾向が多く見られますのでしっかり対策する必要があります。
アルバイト経験の具体的な伝え方
例えば、アルバイト経験を魅力的に魅せようとすると考えると正直「何をやっていたか」というのはほとんどといったら言い過ぎかもしれませんが、あまり違いはないように思います。
仮に、カスタマーセンターでアルバイトしていたとして「アルバイトで達成した事を教えて下さい」と質問された時にどう答えればいいでしょうか。まずは下記の回答例はいかがでしょうか。
What:カスタマーサポートで顧客満足度を前年比+150%で達成した。
さて、続いて下記の回答例はいかがでしょうか。
「What」とのセットで「Why」と「How」も考えている事がわかりますよね。こういう順序で考えれば、あなたの思考法が面接官にもしっかり伝わって良いアピールになる事がおわかりいただけるかと思います。
What:カスタマーサポートで顧客満足度を前年比+150%で達成した。
↓
Why:カスタマーサポートチーム内でお客様から質問を受けてがすぐに回答できず、お客様を待たせてしまう問題点が多発していたので改善しようと考えた。
↓
How:カスタマーサポートチーム内でよく聞かれる質問とそれに対する回答をリスト化し、チーム内・新しくチームに入ってくる新人にもシートを渡して改善策をとった。
転職活動は面接官にいかに腹落ちさせるかが勝負
転職活動を成功させる為に一番必要な事は「いかに採用企業や面接官に売り込んで採用したいと思ってもらうか」という事になります。
そう考えると、自分がアピールしたいという事よりも相手が聞いて腹落ちしてくれそうな回答を発言していくべきです。
もちろん、とてつもなくすごい成績を残している優秀な方であれば話は別ですが、ほとんどの場合はしっかり面接官の納得感を得ながら順序立てて話を進めていく事が内定獲得する為のポイントになります。
まとめ
「自分はアルバイト経験しかない」や「20代・第二新卒で経験が浅い」等でもマイナス要素に考える必要は全くないですし、「What」と合わせて「Why」と「How」もしっかり準備すれば転職活動で内定を勝ち取る事は十分可能です。
せかっくの人生なのでエキサイティングと思える仕事をして、充実した生活を送りましょうね。Good luck!