最近では、キャリアコンサルタント・キャリアアドバイザー・キャリアカウンセラーなど様々なプロフェッショナルが転職希望者をサポートする仕組みが整ってきました。
しかしながら、彼らがどんなサポートをしてくれて、どうやって賢く付き合っていけばいいのか?など、しっかり頭で理解して正しく付き合えている社会人の方は少ないように思います。
今回は、そんな重要な点について私の経験を基にエッセンスをお伝えしたいと思います。
まずは自分の棚卸しを行う
キャリアコンサルタントとの付き合い方を考える前に、まずあなた自身がしておかなければいけないステップがあります。
それは、あなたのキャリアの棚卸しをして自分自身について理解するという事です。
では、何をどうやってやっていけばいいのか?次のような流れで考えてみて下さい。
①今までどんな仕事をしてきたのか?何故その仕事だったのか?
②今はどんな事をしているのか?何故その仕事なのか?
③これからはどんな仕事をしていきたいか?何故その仕事なのか?
ここでのポイントはWhatとWhyをセットで考えるという事です。なぜなら、人と会話をする時というのはWhat→Whyの順番で話が進んでいくので、正しい順番できちんとした受け答えができると相手は非常に腹落ちしやすいんですね。
これは、キャリアコンサルタントや面接官と会話をする時も同じで、この流れで説明できるとあなたが伝えたい事がすんなりと相手に伝わって腹落ちできるようになるでしょう。
このプロセスはその後の転職活動を進める上でもベースになってきますので、しっかり時間を掛けて考えたいものです。
もし、ちゃんとロジックが通っているかちょっと不安という方がいらっしゃったら、学生時代の友人や気のおける同僚に一度聞いてもらって、率直な意見としてフィードバックをもらうのもありですね。
自分の考えを明確に示す
いよいよ、キャリアコンサルタントと面談を行うと様々なアドバイスや参考事例等を教えてくれるでしょう。
例えばアドバイスは「あなたのスキルからだとこういったキャリアの方がいいかもしれない」とか「こういう会社だと働きやすいのでオススメです」とか「給料を少し下げればこういう選択肢もあります」といったものもあるでしょう。
特に社会人として転職活動が初めての方はどんな会社を選んで、どうやってプロセスを進めていけばいいか、まだピンときていない方もいると思います。
だからこそ、先程あなたのキャリアの棚卸しで明確にさせたロジックを軸に、はっきりと自分の考えを示していく事が重要です。
しっかりコミュニケーションする事で、キャリアアドバイザーとも何を求めているのか、どんな優先順位を持っているのか、のすり合わせになります。
転職活動は主体的に動く
キャリアアドバイザーと付き合っていく事で重要なポイントはもう一つあります。それは、あなたが主体的に動くという事です。
あくまでもキャリアアドバイザーはアドバイザーであって、転職活動を進めて内定をもらうのもあなた自身になります。
たまに、「あそこの転職エージェントは良くなかった」とか「転職エージェントに騙された」という方もいらっしゃいますが、そういった事を防ぐ為にも主体的に考えて自ら行動するようにしましょう。
新卒の就職活動は運が大きい部分もありますが、幸いにも中途の転職活動はしっかり時間を掛けて主体的に準備すればよっぽど内定率を高める事ができるもので、かなりチャンスは大きいです。
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?もう一度振り返っておくと、キャリアコンサルタント・アドバイザーとの付き合い方で重要なポイントは、自分の事を理解し、しっかり意思表示し、主体的に行動するという事でしたね。
何も準備せず、とりあえずキャリアコンサルタントに話を聞いてみようと考えるのは、時間がもったいないので注意して下さいね。
是非、キャリアアコンサルタント・アドバイザーを味方につけて良い転職活動ができるよう応援しています。