仕事をする上で普段どんな事を考えながらタスクをこなしていますか?また、キャリアを考える上でどんな事を重要視していますか?
学生から社会人になって非常に興味深いと感じるのは「学生時代はイケイケだったけど、社会人になってパッとしない」とか「学生時代はパッとしなかったけど、社会人になって活躍している」など、大きな変化が起きているという事です。
自分らしいキャリアを歩む上で、私たちは何を考えながら普段過ごしていけばいいのでしょうか?今回は、非常にユニークな考え方をご紹介しつつそんな問いについて考えてみたいと思います。
基本的に9割の社会人は努力しない
即戦力人材のための転職サイト「ビズリーチ」を運営する事でも有名となった株式会社ビズリーチをご存知でしょうか?年収1,000万円以上の転職やハイクラス転職などをウリにしていて、急成長を遂げているベンチャー企業です。
そんなビズリーチCEOである南さんが、あるスタートアップカンファレンスで発言されていた事が本質的だなぁと感じたので是非シェアします。
世の中って、基本的に9割ぐらいの人は、社会人になって努力しないです。ということは、努力するだけでもう差別化できているんですよ。それが前提条件にあったならば別に何をやってもある程度成功するんですよね。
アメリカへ行ってすごいよかったなと思うのは、そこの「これじゃなきゃいけない」というのを取っ払ったゆえに、別に金融やってもいいし、野球やってもいいし、インターネットやってもいいし、多分この後、僕は全く関係ないことやると思うんです。それが取っ払えたのがすごいよくて。
ここで言われている事は、まさに「何をやるか」より「何を考えながらやるか」の方がよっぽど大事という事ではないでしょうか。これは、私が冒頭で述べた学生時代からの大きな変化にも当てはまり、「社会人で活躍できるかどうか」という差に表れているに思います。
周囲の様子を見ているとわかりますが、かなりの社会人が日々の仕事に追われてストレス発散の為に休日は遊び呆けていたり、自分のスキルや情報収集に努めていなかったりするという状況です。
もちろん、これはただ時間を費やせばいいという事ではないのですが、それすらも意識せずに追われるように時間を過ごしている方が非常に多いという印象を受けます。
会社という組織内で見ると、20代のうちは努力しなくてもスタッフやシニアというポジションなのでまだいいですが、これが30代・40代とチームを引っ張っていかなければいけない立場になった時に、今まで積み重ねてきた努力の差がボディーブローのように効いてきます。
若さというのは年齢と追うごとに目減りしていきますが、努力で培ったスキルや経験というのはどんどん積み上がっていきますよね。「何をやるか」を第一に考えている方がいますが、実はそれよりも「何を考えながらやるか」の方がよっぽど大事なわけです。
簡単な例で言うと、「お金を稼ぎたい」というゴールがあったとすると、ほとんどの方は「何をやるか」にたっぷり時間を掛けて考えるのですが、肝心の「やり抜く力 GRIT(グリット)」が不足していてほとんどの方々は志半ばで諦めていくのですね。
だからこそ、南さんもおっしゃっている努力するだけで差別化できるという表現ができるわけですね。
まとめ
極端な話「やりたい事や何をやるか」というのは自分の経験や周囲の環境によって変わってきますし、外部から刺激を受けて変わっていって当然だと思います。
しかしながら、根本的な「何を考えながらやるか」というのは何をやるにしても一貫していると言えます。そう考えれば、ある意味努力した分だけしっかりリターンを得る事ができるという公平な世の中だと考える事もできますよね。
是非素敵な時間の過ごし方をして、将来に繋げていきたいものですね。