日本では高度成長期でバブル景気を迎えた後、「失われた20年」に突入する事になりました。
この20年ではインターネットが発達し、世界中の情報に簡単にアクセスできるようになりましたし、 かつての大企業と言われた企業ですら苦戦を強いられるような環境に変化しました。
そんな先が見えない時代だからこそ、どんなキャリアを歩めばいいのか?今回はそんな事について考えてみたいと思います。
一生安泰時代の終焉
日本では、第二次世界大戦の敗戦後から年功序列・終身雇用といった組織体系を主流として、アメリカなどの先進国に追いつけ追い越せで、国と企業が一体となって頑張ってきました。
その当時は、企業の業績も右肩上がりで企業が社員の生活を保証するという事が成り立っていたので、社員は安心して会社という組織でずっと働く事ができていました。
しかしながら「失われた20年」とインターネットの発達によって、私たちの生活は一変し、いよいよ変革を求められる時代に突入しました。
最近では、一つの企業に勤務する事で一生安泰という時代ではなくなってきていて、企業も人材も流動的になっていかないとこの変革についていけないような流れになってきていますよね。
そんな時代だからこそ、会社に寄りかからずに自分でキャリアを築いていくという姿勢が非常に必要になります。
では、不安定な世の中の今、何を心掛けながら日々仕事に取り組んでいけばいいのでしょうか?
ラーニングを続ける
まずは、「ラーニングを続ける」という事が非常に重要になってきます。
最近、日本では「学び直し」という言葉も言われているように、社会人だからこそ体系的な知識をつけながら仕事に励むという重要性が言われています。
例えば、アメリカでは40歳を超えてからマスターやドクターで勉強するような人もいますし、最近ではCouceraなどのオンライン教材もかなり充実してきました。
この「ラーニングを続ける」という事はできる人とできない人ははっきり分かれますし、習慣化する事で誰でも身につける事ができます。
転職でキャリアをデザインする
続いて、不安定な世の中でキャリアを築く為には「転職でキャリアをデザインする」という意識が必要になります。
今、企業はちょうど変革期にあって柔軟な雇用体系や副業解禁など認める動きが徐々に出てきていますよね。
しかしながら、大企業であればあるほど一度に対応する事はできず、変革にそれなりの時間を要します。
例えば、社内で会社の変革を待っていても、いつなるかというのはわかりませんし、何も保証がありません。
その為、現職の企業に頼らず、自分の成長や希望実現を求めて、行動すべきです。
最近では、転職回数についても10年前と比べるとかなり寛容になってきていますし、ベンチャー企業で勤務経験がある優秀な人材も大企業での採用ニーズも出てきています。
目の前の仕事をこなすだけではなく、転職でキャリアをデザインするという中長期的な視野が必要になります。
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経験に勝るものはない
そして、最後は「経験に勝るものはない」という事です。
最近では、インターネットでもコンテンツが充実してきたので、いつでもどこでもすぐに必要な情報が検索で手に入るようになりました。
だからこそ、ありふれたニュース記事や論文を10記事読んで知識を得るよりも、1回の実経験を語れる方がよっぽど価値があって重宝されます。
これに気をつけておかないと、簡単にニュースや記事を読んだだけで知った気になってしまい、大事な行動力が失われてしまう可能性があります。
こんな便利な時代だからこそ、しっかりバランスをとりながら日々過ごしたいものですね。
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まとめ
「一生安泰の時代は終わった」と書きましたが、自分でライフスタイルや仕事を自由にデザインできる時代になって、よりフレキシブルで楽しい時代と考える事ができます。
だからこそ、一つの会社やコミュニティにいつ事は非常にもったいないですし、チャンスも一向に増えません。
どんどん能動的に動いて、充実した日々を送れるようにしていきましょう。Good luck!