最近では、第二新卒という言葉がよく使われるようになりました。
今回は、第二新卒の特徴や企業から何を求められているか、またどういった事を心掛けていけばいいのかという観点からお話していきたいと思います。
目次
第二新卒とは何なのか?
第二新卒というのは、「大学卒業後に新卒として働き始めて1〜3年目の24〜27歳ぐらいの方」を指します。新卒で働き始めてから、社会人としてのマナー・新卒のフレッシュさ・新しい事に対する柔軟性を持ち合わせていて、企業から非常にニーズの高い年代とされているのが、この第二新卒のタイミングです。
第二新卒は現在売り手市場で、例えば業種・業界を変えたいという転職も十分に可能なので非常に大きなチャンスとなっています。
企業が第二新卒に求める事
では、企業はどんな第二新卒を採用したいと思うのでしょうか?基本的には、社会人としての基礎がありつつ新しい事にも柔軟に取り組んでいける積極的な第二新卒を求めています。
実際に第二新卒として転職すると上司のアドバイスを聞きながらパフォーマンスを出していけるような働き方が求められます。若手のうちは、どんどん失敗してもいいので、アグレッシブにいく必要があるという事ですね。
先程お伝えした通り第二新卒は24〜27歳ぐらいを想定しており、28〜33歳はミドル採用へと変化していきますので、また違ったスキル(業界での実績やマネジメント能力)が求められるようになります。
第二新卒で転職する前に
実にメリットの多い第二新卒ですが、転職活動を始める前に押さえておきたい事がありますので見ていきましょう。
明るくハキハキ、清潔感を保つ
先程もお伝えした通り、企業側が求めている第二新卒というのは社会人としてのマナー・新卒のフレッシュさ・柔軟性を持ち合わせた人材です。
その為、採用担当者に明るくハキハキと清潔感ある印象を残す事は面接においても非常に重要な選考ポイントになります。たとえ、現職が忙しくてなかなかそこまで気がまわらないという方もいるかもしれませんが、日頃から意識するようにして下さい。
社会人としての実績がまだないので、印象というのはかなり大きなアピールポイントとなります。
むやみに転職回数を重ねないよう注意
日本では応募者の転職回数を気にする企業がまだ多いのが現実です。確かに第二新卒というのはハードルが低く転職できるものですが、20代での転職は多くても2回程度と考えるのが一般的とされています。
これ以上の転職回数を経験していると離職を繰り返す人材(ジョブホッパー)と見られる可能性が高くなってきますので、事前に頭に入れておきましょう。
第二新卒のタイミングというのは非常にニーズが高くて選択肢も多いので短期的な視野になりがちですが、中長期的にキャリアを考えるのが成功のポイントです。
転職エージェントを利用する
社会に出て数年しか経っていないと、まだ転職というものにピンときていない方も多いと思います。
転職については、転職のプロである転職エージェントに相談しながら進めていく事をオススメします。自分でやろうとすると、躓く事が多いですし、なかなか見えてこない情報も多いです。
転職エージェントは、あなたの希望を考慮して転職先候補も紹介してくれますので、転職活動のプロセスで非常に心強い味方となってくれるでしょう。
まとめ
学生時代の就職活動を甘く見過ぎて「失敗した」という方も多いかもしれません。第二新卒では、社会に出て実際に働くという事で、自分がどうありたいか、どんな仕事をしたいかというのが、徐々に見えてくるタイミングかもしれませんね。
転職する場合もしない場合も、転職エージェントとはコンタクトをとりつつ、転職マーケットの状況を把握しておくというのは今後非常に重要になってきます。
年齢と職歴とともに企業から求められるスキル・経験も高くなってきますので、早いうちから意識してキャリアを歩む事が、結果的に自分のやりたい事をできるチャンスを引き寄せます。
チャンスの多い第二新卒ですので、注意点に気をつけながらもアグレッシブにいきましょう。