転職活動で企業に応募する際に悩むのは「この企業で働きたい」と思っていても応募の必要条件を満たしていない場合ではないでしょうか。
今回は、そんな場合にどうすべきか？という問いについて考えていきたいと思います。
あなたの譲れない優先順位は何か？
まずは、企業という組織について理解しておく事が重要になります。一般的な企業ではスタッフ→シニアスタッフ→マネージャー→シニアマネージャー→パートナーという風に組織が成り立っていますよね。
もちろんパートナー職に近づけば近づくほどチームマネジメントや判断業務を伴う重要な役割を担う事になり、給料も高くなっていきます。この前提を押さえた上で、今回の問いである「転職で必要条件を満たしていない場合に応募を諦めるべきか？」について考える必要があります。
私は「自分の中での譲れない優先順位と照らし合わせて判断すべき」と考えています。それはなぜか？大きく3つの理由があります。
経験がない場合は一から始める
応募の必要条件を満たしていない場合は、前職の経験や役職関係なく当たり前ですが一からのスタートになります。そうすると、組織の中で言うスタッフなどのメンバーポジションでの採用になります。
20代であればスタッフポジションでも問題なく入っていけると思いますが、30代になってくると年下の上司も増えてくるので、心理的なハードルが出てくるという方もなかにはいらっしゃいます。
採用側の観点からも、一般的には30代になってくると採用のハードルというのは高くなってきますので、それを考慮した上でも「本当にその企業に転職したいのか？」というあなたの優先順位が重要になってきます。
前職より待遇が下がる場合が多い
メンバーポジションでの採用となると、前職よりも例えば年収といった面で待遇が下がるケースが多いです。
先程、「自分の中での譲れない優先順位から判断する」といったのは、待遇が下がってでも本当に働きたいかという事を考える必要がある為です。
例えば、私の場合は35歳までは年収や待遇などを気にせず自分がやりたい事や成長すると思った環境に飛び込む時期、35歳からは刈り取りの時期と捉えていますので、優先順位やステージによっても変わってきます。
熱意の表現になる
募集要項の必要条件を満たさず応募する場合のメリットとは何でしょうか？これは、企業の受け取り方にもよりますが「熱意がある」というアピールになります。
仕事というのは一人で完結するものではなく、周囲と協力しながら進めていきますよね。スキルはもちろんあるに越した事はないのですが、スキルというのは企業に入ってから身につける事はできます。しかしながら、個人のモチベーションや熱意は変える事が難しいとされています。
やはり、採用側の観点からもモチベーションが高く熱意がある人と一緒に働きたいと思うのは自然ではないでしょうか。ここは意外と軽視する方が多いですが、かなり重要なポイントです。
相談すべき人は誰か？
それでも迷った時は誰に相談すべきか？やはり、客観的にアドバイスをくれる転職エージェントが良いでしょう。過去の経歴やあなたの希望などを考慮した上で、適切なアドバイスをもらえるので心強いです。
また、募集要項の必要条件を満たしていない場合でも、過去に転職エージェント経由で転職された方の情報等も聞けるので、非常に有益な情報を得る事ができるでしょう。
ここで一つ試しに求人案件を見てみて下さい。もし応募要件を満たしていない場合、あなたなら応募しますか？
-会社名
独立系日系投資銀行
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-要件
･ 都市銀行における法人向け融資業務経験を有する方
･ Ｍ＆Ａ、企業再生などのコンサルティング業務経験を有する方
･ 監査法人での監査業務経験者
まとめ
転職で必要条件を満たしていない場合は応募を諦めるべきか？という問いについては、「自分の中での譲れない優先順位から判断する」という事と、「転職エージェントに相談する」という事が鉄則です。
是非、良い転職活動を通じてエキサイティングな仕事に従事できる事を応援しています。
