転職事情が活発になってくると安易に転職してしまって後悔している方もいるかもしれません。転職で成功する人・失敗する人にはどんな違いがあるのでしょうか?
多くの同僚や面接官という立場で様々な方々と関わってきた中で、私自身が感じた転職の成功と失敗を分ける小さな違いについてご紹介していきたいと思います。
目次
転職で成功する人は、何を得たいのか明確になっている
転職で成功する人はキャリアを主体的に作る努力をしており、仕事を通じて得たいものが明確になっています。例えば、経営企画の経験を積みたい、海外案件の経験を積みたいなど人によって様々です。
一方で、転職で失敗する人は、転職を通じて何を得たいのか曖昧な場合が多いです。転職エージェントから勧められた、会社の業績が悪くなってきたので転職したい等、外部要因で転職を決めているケースも多く見受けられます。
また、主体的にキャリアを選んでいる方は、転職先でも自分が何をしなければいけないかわかっているので、自ら手を挙げて積極的にチャンスを掴みにいきます。一方で、転職で失敗する人は受け身でキャリアを選んでいるので、転職先でも支指示された事だけをやろうとします。
この些細な差が、後々大きな差になって昇進や給料にも反映されていきます。
転職で成功する人は、仕事と並行して転職活動を行う
転職で成功する人は、多忙でも仕事と並行して転職活動を行いますが、転職で失敗する人は一度仕事を辞めてから転職活動を行おうとします。
これは、二兎追う者は二兎も得るけど、一兎追う者は一兎も得ずと言う言葉が当てはまるかもしれません。仕事を辞めて転職活動を行っている方は、前職でネガティブな事があったのではないかというイメージを面接官に与えてしまうケースがあります。
仕事と平行して転職活動を行う事ができる方は、もちろん転職エージェントと進めているケースがありますが、ヘッドハンティングから声をかけられて転職される場合もあり、それだけ転職市場で評価されている証明にもなります。
仕事と並行して転職活動を行うのは大変ですが、しっかり頭に入れておきましょう。
転職で成功する人は、気を抜かない
転職で成功する人は、いつでも気を抜かず、転職で失敗する人は面接以外では気を抜いています。
これは転職に限った事ではありませんが、例えば著名な経営者ほどタクシーの運転手などにも気遣うという事実もある程です。面接当日は、面接官だけでなく、受付や案内の人、すれ違う社員についても見られている・評価されているという意識を持ちましょう。
面接の印象が良くても「今日面接に来ていた応募者、受付での態度が悪かった」という事が伝わってしまうと、あなたの評価は一気に下がるリスクがあります。
転職で成功する人は、大企業というブランドに惑わされない
転職で成功する人は、大企業や優良企業という言葉に惑わされませんが、転職で失敗する人をブランドを重視して転職を選びます。大企業というブランドに惹かれて転職してしまった場合何が起こるのでしょうか?
日本のかつて本丸であった電機メーカー(東芝やシャープ)を見てみてもわかりますが、大企業が大企業であり続ける保証はありません。企業の業績に左右されながら、企業にぶら下がるのは絶対に避けるのが賢明です。
その点、転職で成功する人は自分が何ができるか何をやりたいかという観点から転職先を決めますので、会社の看板に頼る事なく、アクティブに仕事を進めていきます。
転職で成功する人は、相談できるパートナーがいる
転職で成功する人は相談できるパートナーを味方につけ、転職で失敗する人は自分の力に過信して自分一人で転職活動を行おうとします。
転職活動においては、自分ひとりでできる事は限られていますし、ましてや企業勤めであれば忙しくて情報収集できる範囲も限られてきます。
転職で成功する人は自分ができる事・できない事を正しく理解していて、できない事についてはアドバイスをもらったりしながら物事を進めて、効率的にプロセスを進める事ができます。
転職で失敗する人は、自分だけのノウハウに頼ってしまうので、押さえておくべき事や採用企業が何を重視しているかなど持ち合わせていない状態でプロセスを進めますので失敗してから気づきます。
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?些細な違いと思うかもしれませんが、いずれこういった違いが積もって昇進や給料に反映される時を迎えます。
だからこそ、事前にしっかり準備して満足のキャリアを歩めるよう取り組んでいきたいものです。